こんにちは。管理人の来栖あさひです。
前回の記事『#104.自己肯定感が低いとどうなる?』で、自己肯定感が低いと引き起こされる症状のひとつとしてHSP(Highly Sensitive Person=ハイリー・センシティブ・パーソン)を挙げました。
このHSPですが、いわゆる敏感気質のことで、生まれつき刺激に敏感である為に周りからの刺激を過度に受けてしまう人のことを指します。
HSPの人は日頃から些細なことでも過度に受け取ってしまう為に疲れやすかったり、他人の感情に巻き込まれるので苦しい思いをしたり、頼まれごとを断れずに自分のことを責めたりといった状況に陥りがちです。
今回はこのHSPとはどういったものか? HSPだとどうなるのか? HSPとうまく付き合っていく方法などについて書いていきますので、「自分もそうかも?」と思われた方もそうでない方も、ぜひ見てみてくださいね。
目次
1 HSPとは?
2 HSPになるとどうなるのか?
3 HSPはなぜ生きづらいのか?
4 HSPと上手に付き合っていくには?
4-1 頑張らない
4-2 家族関係を見直す
4-3 感情を解放する
4-4 嫌われる勇気を持つ
4-5 環境を選ぶ
4-6 熱中できること(もの)を作る
4-7 自分軸を中心に置く
5 まとめ
HSPとは?
自分がHSPであるかどうかのチェックリストとして、以下のものがあります。
- 人の気分に左右されやすい
- 大人数の飲み会や集まりが苦手で、いつも居心地の悪さを感じる
- 急な予定変更にパニックになってしまう
- 疲れやすく、1人の時間がほしいと感じる
- 友達が狭い範囲に少ししかいない
- 人の輪にうまく入っていけない
- 好きな人や友達、職場の人などに本音で話せない
- すぐ人を好きになったり、相手に依存したりしてしまう
- 職場で周りの目が気になる
- 小さなミスにも激しく動揺する
- 一度に複数のことができない
- ミスが怖くて仕事に時間がかかる
- 仕事を頼まれると断れない
- 怒っている人やトラブルを見ると落ち込む
- 同僚との雑談や表面的な会話が苦手
- 仕事で注意されると自分が全否定されたような気になる
- 人混みで疲労困憊する
- 今の仕事が向いていない気がして、転職を繰り返してしまう
- 体調が優れないことが多い
- ちょっとしたことで落ち込みやすい
- 職場異動や席替えなど、環境の変化にうまく対応できない
- 相手が望む通りにしようとして疲れてしまう
- 時間にいつもギリギリ、もしくは遅れてしまう
- 自分で決めるよりは他人に決めてもらう傾向にある
- 結果を出そうと頑張りすぎてしまう
いかがでしたか? 当てはまる項目が多いほどHSPの可能性が高いということになります。HSPの人は25項目のうち半分以上、多い人はほぼ全部という人もいるようです。
さて、HSPを提唱したアーロン博士ですが、彼自身が敏感気質なHSPであり、自身の敏感さや生きづらさについて研究しようというのが始まりでした。
内面的な特徴を持つ人たちは人種や性別、年齢などに関係なく、どの国でも一定の割合でこの敏感気質な人がいることがわかりました。
さらに、HSPは生まれ育った環境や自身の性格などの後天的な要因ではなく、先天的な気質…つまり生まれ持った気質であることがわかったのです。
HSPとは、いわば生まれつき感度の高い人であるということです。そんなHSPになると(つまり実際はHSPとして生まれると)どうなるのかを見ていきましょう。