こんばんは、32歳タクシー運転手の来栖あさひです|ヾ(。`・ω・)o|Ю コンバンワ!!!


 今回はタクシー運転手ってどうなの?稼げるの?何でおじいちゃん運転手が多いの?という疑問に私独自の見解も交えながら、答えていこうと思います。



タクシー業界の現実


 よく私が仕事中に利用客の方から聞かれるのが「タクシーの運転手って稼げるの?」という話です。


 過去の記事『#32.タクシー運転手のあれこれ』でも書いていますが、ある程度は才能に左右される部分もあるのも事実です。しかし、現在のタクシー運転手が本気で稼ごうと思えば、長時間走る。これに尽きます。


 長時間走っていれば仕事の単価が悪くても回数でカバーできるからです。


 多くのタクシー会社では足切り(いわゆるノルマ、腰高とも言う)の制度を採用しており、1ヶ月の売上が足切りを超えたところから歩合率が上がったり、足切り未満は基本給のみで足切りを超えたところから歩合給が発生するなど、細かな違いはありますが高い売上を持ってくる運転手に高いインセンティブ(報酬)を支給する為の仕組みになっているのです。


 しかし、タクシー運転手は基本的に待ちの仕事である為に、稼ぎたいと思ったからといって誰でも稼げるというわけでもありません。


 前述の通りですが、単価が低い仕事が続いても長時間働く運転手なら大きくつまづくことはないでしょう。しかし短い時間で集中して稼ごう!と思って臨んだ場合、平均単価が低いとどうにもなりません。行き先を決めるのは運転手ではなく利用客だからです。


 そういった理由も含めて、タクシー会社を選ぶ際は、自分が働きたいエリアは稼げる市場であるか、無線配車の本数がどれくらいあるか、歩合率はどの程度なのか等をある程度リサーチしてから決めるべきでしょう。


 同じ売上を持ち帰っても、歩合率が違えば給料も違いますし、市場が悪ければ長時間働いても思うように売上が上がらないかもしれません。


 ちなみに、私の務める会社では正社員の平均歩合率が約55%です。高い人は65%程で、低い人でも45%は約束されています。




タクシー運転手の高齢化


 さて、タクシーに乗ると「こんなおじいちゃんで大丈夫かよ…」という運転手に出くわすことはありませんか?


 それもそのはずで、平成29年の『タクシー運転者賃金・労働時間の現況』から引用したデータによると、タクシー運転手の平均年齢は全国平均で59.4歳となっています。


 その中で最もタクシー運転手の平均年齢が低い東京都でも56.4歳、最も高いのは高知県で65.1歳です。会社によっては30代〜40代が多く働いている会社もありますが、それでも最もタクシー運転手の多い東京都で56.4歳は高いですよね。


 ちなみに、私は32歳ですが、私の会社でも平均年齢は58.6歳(平成27年のデータ)です。4年前のデータですから、当時私は28歳でしたね。


 それを踏まえても、タクシー運転手を始めるのに年齢的な制約はほぼないと考えられるでしょう。


 個人タクシーの運転手を目指すのであれば、早い段階で法人のタクシー運転手を始めるべきですが、単純に会社員という意味合いでは、60代からでも遅くはないし、20代からでも早くはないと思います。


 年金をもらいながら副収入としてタクシー運転手をするも良し、都内大手のタクシー会社などでは大学新卒でタクシー運転手を始める人も増えています。


 新入社員の年齢が幅広いのがタクシー会社の特徴ですから、年齢的な問題で迷っている方は、あまり意味がないことなので、やはり悩むなら収入の面で頭を悩めたほうが有意義だと思いますよ。



まとめ


 2018年のタクシー運転手の平均年収は348万円と低めです。東京都でも470万円となっています。(交通新聞より引用)


 頑張りに比例した労働の裏側には、年金受給者の〝お小遣い稼ぎ〟的な副収入感覚の運転手がいるのも事実です。タクシー運転手が高齢化している要因の一端で、平均年収を下げる要因の1つでもあると思います。


 タクシー運転手はある程度の頑張りで、ある程度の収入は得られます。収入を捨てることにはなりますが、時間の融通も利く仕事ですので、私はこの仕事を気に入っています。


 ぜひ仕事探しの選択肢の1つとして、気に留めておいていただけたら嬉しいです。






(最終更新日:2019年9月9日)